毎朝通る
道端の朝顔。
まだがんばって
おひさまに向かって
ラッパ鳴らしてる。
でも半分くらいは
しとん。
と地面に向いて
あかりちゃんになっていた。
この姿はまたラッパ以上に
愛おしかったりする。
野原じゃないよ。
すぐ近所の畑の花壇。
コスモス色々。
風に揺れる檸檬色もいいよ。
散ってもなお。
いつも見る小さな花も
どこかしらしっとりめな
秋の佇まい。
海を見たいなあ。
山、登りたいなあ。
と思いながら、
金木犀の匂いの風に
縮こまった魂も
あっという間に清々しくなれる
秋ちいさんぽ。