思いがけなく、みぞれの朝。ゆうべは久しぶりに遅くまで本読み。勢いで2冊読破。そのうちの一冊は「モモ」だった。

今の時代に読み直すと、あまりに超リアルでふるえてくる。続けてそのファンタジーを実現しようと健やかにいどむこの地域のカフェをめぐる有機的超経済学超資本主義ストーリー。おおむね、私が20代から感じてきたこと、今も考えていることと一致しててうれしかったのと、何も果たせてない自分に歯痒さも感じた。灰色男より実は寒いスマホやAIに支配されつつある今を健やかに超えていくために、モモやシュタイナーは実用書としてあらためて必要なのではないかと思えてくる。

思いがけなさもあいまって、どこを見ても美しくて、息をのむ。生き物はどこにいるのだろうと思ったら!

いた!^ ^

昨日咲き始めていたユキヤナギも雪ユキヤナギに。こうして春は来るんだな。私が大学の合格発表の日も、ちょうど今の季節、みぞれ混じりの雨だった。社会人になった春には4月に雪が降り、勤務先の青山の道路にも雪が積もった中、パンプスで走った思い出。うん十年後の春をこんなふうに迎えているとはつゆしらず。

そしてそれは、きっとこれからも。

 

2025年の春が

誰にとっても

少しでも

良い春となりますように。