京都一泊旅の間に、何度も何度も虹を見た。お昼近くに通り過ぎる岐阜で見たときは、幻かと思うくらい、近い場所でびっくりした。それに、太陽が高くなると虹は見えないしくみだから、昼近くというのはありえないと思ってた。けど、これは冬至が近づいていて、太陽の高度が低いからかなと理解する。日が短くなる季節は、つまり虹に会える確率が高くなるんだね。夏至近くならば、朝9時を過ぎたらまず見えない。そう思うと、太陽の恵みが少なくなる季節の神様からのプレゼントみたいだ。二日間で鴨川沿いからのびる虹を何回も何回も見た。とても太かったのも、もしかすると高度と関係あるのかな。午前中は鴨川左手、午後は右手。真反対というほど離れてないのも不思議だった。この季節の太陽はこの範囲で弧を描いているのか。