月刊誌「できた」(学研)12月号おはなし作・絵担当しました

まだ春の気配が残る
暑い真夏になる前の頃に
制作していた短いお話が
本になりました。
3歳向の保育月刊誌「できた」の
おはなし作絵を担当させていただきました。

12月号ということで
依頼をいただき
りんごの木をめぐるおはなしになりました。

実をいうと、
最初の案は
りんごの木ではなく、
イチイの木のおはなしでした。
イチイ、クリスマスにも使われますが、
在来種の木で、
赤い小さな実がなります。
(実がならないイチイの木もあります)
枝は針葉樹のいい匂いがします。
イチイの木があるキャンプ場に行ったとき
とても神聖ないい匂いがしたことがありました。
そんなイチイをめぐるおはなしにしたかったのですが、
小さな子どもには難しいということになり
(たぶん大人でも知らない人が多いかもしれないし)
りんごの木になりました。

野生のりんごの木のイメージで
実は小ぶりを想定しています。
動物も野山の動物を選びましたが、
おさるのしっぽが長すぎたかなあ。。
というのが
本が送られてきて
最初の反省点^^;
この夏、
動物に妙に詳しくなる前の制作だったので
あ〜。。となりましたが、、

どうか
小さな子どもたちに
届くプレゼントになりますように。

タイトル「プレゼント」は
実はちょっと忘れてました^^;
先の山のいきもの展でも
「プレゼント」という作品を描きましたね。
偶然?です!
(どんだけプレゼントしたいんか、私^^;)

「できた」は幼稚園や保育園などに
直販されている月刊誌なので
市販では購入できません。

なので
ここでお見せしますね。
「できた」はほぼ正方形の小さな本で
見開きにすると
かなり横長になるのと、
印刷物からのスキャンなので、
かなり見づらいかもですが、
雰囲気を味わってもらえたらなと
思います。
私としては
4面目の
めっちゃ寂しいシーンが
一番気に入っています。
5見開きの短いおはなしです。
(少ない文字数!これが難しい!)

私に声をかけてくださった編集の方は
前から知っている方でしたが
今回初めて一緒にお仕事をしました。
たぶん、個展にも出てた
頭がもみの木になっている女の子の絵を
インスタで見て?
私に声かけくださったんじゃないかな?と
勝手に思っています。

前置き長くなりましたが
こんなおはなしです。
ではどうぞ!

「プレゼント」
小川ナオ 作・絵