気がつくと5月。3月も4月も、花見も衣替えも、年度終わりも始まりも、あったようななかったような。

ヨガの帰り、ヘロヘロな自分を引きずって、全粒粉のクロワッサンを求めて、いつもの小さなパン屋さんへたどり着いたら、お休みだった。そっか、連休だったね。かわりに木漏れ日が見られたから、ま、いっか。これは、やっぱり5月の光。特別だな。特別にキラキラしてる。

早朝、5月の文字に惹かれて、本棚から三省さんを手にとる。やっぱり、いい。なんか、昔からよく知ってることで、長い間、忘れていたことばかりのような、久しぶりに会った旧友のような、そしてこれだよねとホッとする。

5月は、5月の光と風を、味わい尽くして、6月を迎えたい。