実は昨年、古生物をテーマした本のテキスト執筆のごく一部をお手伝いしました。知識は全くなかったので、使っていない部分の脳フル活動でもなかなか苦労でしたが、初めて知ることもたくさんで、とても勉強になりました。

人類の歴史はまだ短く、大絶滅期を乗り越え、恐竜の末裔として今に生きる鳥類、あらためてリスペクトです。

同じように、というか、地球原初からの植物、そして虫たち、小さな生き物ほど、ものすごい知恵を身体に秘めて今に行き続けているのですね。

先日さかなくんのテレビ番組を見ていたら、あのクロマニヨンズのヒロトが、なんとカブトガニの着ぐるみを着て登場。ええーっとなって見続けていたら、ステキにすばらしいことたくさんお話してました。食べられる(捕食)ことで、次の生き物の材料になり、永遠に生きられる、自分の身体もできることなら、何かの材料になりたいと。ヒロトは、虫大好きなんですね。虫的カブトガニ節足動物じゃらじゃらな着ぐるみが不思議と似合ってて、ロックと虫は仲良しかも?と思いました。

ほかの番組で知ったのですが、最近は植物と虫はコミュニケーションしてることもわかってきたらしいです。キャベツがイモムシに食べられると、イモムシを食べるハチを呼ぶんだそう。キャベツは野生種ケールを人間が改良した野菜だと言われてますが、野生種でない植物でも野生種たちとコミュニケーションとれるんですね!何も知らぬは人間ばかり。

この本は、色や形がはっきりとはわからない古生物から恐竜までをイラスト化し、ざっと5回の大絶滅期までをおさらいできます。絶滅生物の生態は、今生きてる哺乳類、生き物から推測するしかないそうで、監修も動物学者の今泉先生です。このお仕事のあとは、ラジオの子ども科学相談室の内容もよりふむふむとなりました。図書館などで見かけたら、見かけてくれただけでうれしいです。

森野トリで出ています。

「絶滅生物 驚愕研究所」(主婦と生活社刊)