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フィンランド独立記念日12/8に、フィンランドの女性グループ・カルデミンミットのコンサートに行くことができた。同じ市内のホールで帰りは夜道を歩いて帰った。クリスマスコンサートというタイトルにひかれて行ったが、彼女たちは無印良品のフィンランド音楽を演奏してるグループで、フィンランドの伝統楽器カンテラを使って、トラディショナルからオリジナルまで、とけいるような1時間半だった。フィンランド語の歌詞が少しだけ聴き取れたのもうれしかった。

彼女たちは、カンテラにストラップをつけて、ギターみたいに立って演奏してたのもカッコよかった。そして、ボーカルは決まってなくて、みなで交代にうたうところも、コーラスもあるが、ユニゾンが中心だったことも、なんだか沖縄なネーネーズみたいで楽しかった。素朴な調べは、言語に関係なく、深いところで共鳴し、沁み入る。終演後のロビーで、フィンランド語で挨拶して、CDにサインしてもらった。以来、毎日聴いてる。冬の日にしっくりくるよ。

とてもリーズナブルなチケット代で、渡航費は出るんだろか心配になったが、協賛があるから大丈夫なのかな。

このホールは小さなホールだけど、アコスティックな音がすごくいい響きがすると思う。春に聴いた古楽器楽団のカテリーナ音楽団がまたすばらしく、涙出た。終演後はステージに上がって、楽器を間近で見ることができた。

今年は、世界の音楽を身近で聴く機会がたくさんあった。ロシア領トゥパ族のホウメイはクリアで気流の鳴る音だった。

虹というタイトルのライブでは、台湾と韓国のシンガーが母語でうたい、ひとつのうたになっていた。素晴らしいダンスを見せてくれたクルド難民のことも初めて現実を知った。だけど、音楽には国境なんかない。きっとまた風のように世界はひとつのように混ざり合う日がもうすぐ来るような気がした。何の根拠もないけど。

そんな日が早く来ますように。