物語

道端に置き去りにされたタンポポひとつ。かばうように花びらいちまい。

タンポポには悪いけど、道端で元気に咲いてるものより、忘れがたくふり返り、写真を撮った。

それはきっと

タンポポの可憐さを越えて

物語に惹かれたからかもしれない。

誰かに手をひかれた子の手からはらりと落ちてしまったけど、急ぎ歩く大人に言い出せないまま、ふり返りふり返り、帰っていったのかとか、

たくさん摘まれたうちのひとつが、たったひとりするりと抜けて、さあひとり旅と思ったのに、動けなかったタンポポだとか、

帰ったら誰かにプレゼントしようと、そっとポッケに入れてたはずが、いつの間にか落ちてしまったとか、、、。

 

人が生きてくには、きっと思っている以上に物語が必要で、

だから、ウソやゴシップも生まれるのかも、しれない。

わたしは、

出来るだけ身も心もうれしいと思える物語だけを食べて生きていきたい。

そして、

出来るだけ身も心もうれしいと感じてもらえるような物語を作り続けていきたい。

呼吸のような叫びとして。

 

 

山陽新聞

岡山吉備路文学館で3/3から展示開催していただいている坪田譲治生誕130周年特別展「現代絵本作家が描く譲治作品の世界」を、岡山の地元紙山陽新聞で取り上げていただきました。

掲載は、4月17日金曜日で、すぐに郵送していただいたのですが、到着に4〜5日かかったのは新型コロナに影響かな?(それからまたここに載せるのに日にちが経ってしまいました‥ごめんなさい。。)
電話での取材は1時間近くになりましたが、ほんの少ししか掲載できず申し訳ないと記者さんからご連絡いただきましたが、このような状況下で掲載していただけただけでも感謝感激です。
そして、掲載直後に緊急事態宣言を受けて文学館も休館になったので、ギリギリのタイミングでした。

今回の展示は、原画を郵送して、全てお任せの搬入だったので、私も記事の写真で初めて館内の様子を知りました。画像でも一寸法師の部分を掲載してくださってます。

ありがとうございました!

 

掲載は文化欄です。
「文化」という文字が、染み入りますね。

 

 

 

臨時休館になりました

3/3より「坪田譲治にっぽんむかしばなし絵本原画展」を開催していただいている岡山吉備路文学館が、明日4/21〜5/7臨時休館休館となりました。その後の予定も状況により変わるということです。

東京では、3月からは展示トークなどの催しはほとんど中止になりました。友人知人も、個展が会期途中で切り上げになったり、最高賞で入選したのに展示は中止になってしまったりなどのばかりの中、これまで展示を続けて下さっていたこと、できる状況だったこと、ほんとうに感謝です。

また、展示を見ていただいた地元紙に、電話取材もしていただきました。講演会で話す予定で準備してたこと、たくさん聞いていただき、うれしかったです。

掲載は先週金曜日だったみたいですが、掲載紙が届き次第、こちらにもアップしますね。

日々状況は変化していき、これまでにないことの連続ですが、何においてもメンタルの力、気の力こそが、人間の持つ最後の最強の武器なんじゃないかなあとあらためて思うこの頃です。

やれることはやりつつ、今しかやれない経験を味わいつつ、人間ならではのイメージの世界と創る世界を駆使しながら、みなさまもどうかお元気に過ごせますよう、お祈りしています。

また、

元気で会いましょう!