それからのおきなぐさ

以前のブログ おきなぐさ

の続きです。

あのあと
あの可憐なお花は数日で枯れ

綿毛への道を歩み始めました。

そして
もうひとつ下から出てきて
また可憐なお花をつけました。

お花はほんとに
ピュアないとしさです。

でも

そのあとがたくましい。
ぐんぐんぐんと伸びて

初めはグリーンの栗のイガのよう。
でも痛くはないですよ。
これまた美しいのです。

おひさまの光におどる!

光に包まれて
立派な綿毛になるのです。
ホワホワな鳥の羽のよう!

背が伸びて
穂先広げて
くねらして

風を待つのですね。

突風吹いた日、
気付いたら半分飛んでました。
おみごと!

オキナグサの綿毛は
「うずのしゅげ」と賢治の作品には書かれています。
うずはうずまきのうずかなあ。
くねっとなってるのが
地球を取り巻くの雲のような
自転を絡ませるイメージです。

綿毛の期間の方がお花の頃より
ずっと長い。
生まれてきたのはこのためではないかというくらいに。

お花もひと目でキュンとなったけど
綿毛の力強い美しさには
ズシリと響くものがあります。

見習いたい。

 

カシワをめぐるぼうけん

もう日がたってしまいましたが、
賢治展でのこの作品「西風ゴスケに北風サスケ」の
元になった賢治作品
「タネリはたしかにいちにち噛んでゐたようだった」
に出てくるカシワを実際に見てみたくて
探してみたのがこちら⇩
霧の夜明けの日

その後のおはなしです。

前のブログに書いてますが

カシワ、、どこにもあるよで
探してみると身近になく、
近隣公園に問い合わせて
お返事いただいた野川公園を訪ねたのは、
午後には雪が降り出した寒い冬の日でした。

自然観察園事務所に寄ってください
案内しますとお返事いただいたので、
たずねてみると、、

ここのは小さく細い上、枯れてるかもしれない、
隣の武蔵野公園にもしかするとあるかもで、
武蔵野公園からメールすると聞いてるのですが
なかったですか?
と、、。
え。メールはなかったのですが、、
実はメールしてくれてたのがなぜか送れなかったそうで、
つまり、
そのメールを受けてたら
もしかしたら
野川公園には寄らなかったかもしれない。
とあとから思うと不思議です。

でもしっかりカシワの葉っぱです。
こんなに小さいのに!
なんだか、やっと会えたね。。と
泣きそうになりました。
しっかり大きな葉っぱなのは、
逆にこんなに小さな木だからだそうです。
大きくなろうと頑張ってたのです。
でも枯れてしまったかも。
というのは、芽が真っ黒になってたから。

そして
もっと大きなカシワが
元気かどうかはわからないが
あることはあるらしい
すぐ隣の
武蔵野公園の
その場所を教えていただいて


なぜカシワを探しているのですか?
と聞いてくださったので、
実は賢治展をとおはなししたら
私も賢治好きなんですと言ってくださったので、
DMをお渡しして、
お礼を言って別れました。

そして、
野川沿いを歩き出したら

カモとシラサギに会いました!(^^)/

野川、やっぱりいいなあ!

春になったら、また来よう。
今度はゆっくり、
おべんと持って。
と思ってるうち、

着きました。

教えてもらった区画に。
少し前あたりから
大きなカシワの茶枯れた葉っぱが
ちらほら落ちていて

わあ!と思っていたら

いましたいました!
カシワたち。

この幹に
タネリのように
耳を当ててみました。

カシワは茶枯れた葉っぱを落とさず、
冬を越します。
そうして身を守る方法をとってるのです。
なので、
風が吹くと、
その枯れ葉が
ザラザラ‥
と音を立てるのです。
ザラザラは
賢治が書いてる音の表現ですが、
ほんとうに聞いてみると
ザラザラ。
まさに
ザラザラなのです。

こうしてカシワと出会えたら

なんと。

ないないと思ってた近所にも

カシワが見つかった、
見えてきたから不思議です。

図書館へ行く道に一本、

街道沿いのカフェの一角に一本、

たまにウォーキングする夜道の
道路沿いにある民家の
ブロック塀迫る隙間に一本。

すぐ近所の農家の広い敷地の中に一本。

計4本も半径500メートル内に見っけ!ました。

ないないと思い込んだら
一気に見えなくなってたんだなあと。
そんなもんですよね。

今では、出先でも
通りすがりでも、
すぐに見っけられるようになりましたよ!

そして気がつくと、春になり、、

タネリでは、早春では
まだ茶枯れた葉っぱをまとったカシワですが、
調べてみたら、
岩手あたりは五月に新芽が芽吹くとありました。

春になったらどうなるの?
一見汚いこの木から
新芽が出るなんて
あまり想像できなかったのですが。。。

ちなみに
これはすぐ近くの図書館へ行く道
無農薬で育てているというバラ園の
敷地内にあるカシワの木。
バラに見とれてて、
すっかり見落としていたのです。。
大きな落ち葉を見つけて
気がつきました。
その二月の頃は

こんな感じでした。

立派なカシワです。
ジミですが。

そして最近の様子。

鮮やかなグリーン!

しっかりとカシワの葉っぱの形です!

そうです、柏餅のカシワ!です。
五月には大活躍の主役級のカシワです。
長い冬をジミに越えて。

夏のカシワも楽しみです。

 

ところで。

いろいろと親切に
お世話していただいた野川公園の方が
展示に来てくださったのです!

いろいろその後の
近所のカシワとの出会いのこともお話しできて
うれしかったです。
そして話していたら
なんと娘さんは彫刻の作家さんで
まぁるとDMのやりとりしているギャラリーで
展示したりしているとわかりびっくり!

武蔵野公園でなく
野川公園にまず行けたことで
たどり着いたご縁でした。

Aさん、その節はほんとうにありがとうございました!
ぜひまたお会いしたいです。
観察園にも行きますね!

 

 

きょうの日。

朝陽を浴びて
色づいた小さなうめこが
ボチボチしてた。

こないだは不在だった。
今年も帰ってきましたと看板出てた
最寄駅のツバメに
今日は会えた。
おかえり。

朝から少しづつ、虹っぽかった太陽周り
見上げたら、まんまるな日輪。
まんまるは久しぶりかも。

 

きょうはそんな日。

 

賢治の旅<1990→2020>その4*花巻

滞在23時間の賢治の旅2020、
花巻にももちろん行ってきましたよ。
新幹線で盛岡→新花巻から賢治記念館へ。
1990では、イギリス海岸や
花巻農学校の敷地内にある
羅須地人協会にも行きましたが、
今回は諦めました。
賢治記念館、手荷物はロッカーではなく、
事務所で預かってくれるのですね。
なんだかほっこりました。
30年前、私が一番印象的だったのは、
賢治がセメント会社の
営業マンをしているときの名刺が
展示されてたことなんです。
賢治先生がとても身近に感じた瞬間で、
なんだかムネがいっぱいになったのを覚えています。
今回はそれは見つからず、残念でした。

でもゆっくり見れたし、さあ東京へ帰ろうと、
記念館の門を出て、ふと振り返ると。
すぐ隣に立派な参道があるではないですか。

30年前はなぜ気付かなかったのだろう。
吸い込まれるように歩いてみた。

実は、こんな館の夢をみたばかりだったので、
ちょっとびっくりでした。
意味はなさそうですが。

神社を出て、新花巻駅までの道、
とぼとぼと歩いていると、
黄金の草穂に出会いました!
黄金、、と賢治先生は書いているんですよ。
でも、枯れた草穂が黄金とは、
それは大袈裟だな、
賢治には黄金にひってきするのだろうけど、
と思ってました。
そしたら!
イーハトーブではほんとに黄金なのでした!

最後の最後に
賢治先生から
プレゼントをもらったような気分なりました。

冷麺もわんこそばもじゃじゃ麺も
食べられませんでしたが、、
盛岡駅で福田パンを買って、
新幹線で、
車窓から田んぼで寛ぐ白鳥を見ながら
食べました。

 

賢治の旅シリーズはこれでおしまい。
もっと早く、アップできれば良かったのですが、、
遅くてすみません。。。m(__)m
しかも4回飛び飛びのアップで、
ごめんなさい。
読んでくださり、ありがとうございました。

私の中の賢治展の作品やギャラリーの様子など
合わせてみていただけたら幸いです。

今度行ける日が来たら、
岩手山、ドカドカとムネ鳴らしながら、
登ってみたいな。
七つ森でのんびり「雲見」したいな。
小岩井の羊になりたいな。
馬吉みたいにオペラ歌う馬と話したいな。

そんな日が早く来ますように。

私の中の賢治展、
巡回展ができるかどうかはまだ未定ですが、
時間切れで描きそびれたものも
作品追加したいと考えています。
合わせてライブでお会いできる日が
いつか来ますように。

チャリティー展☆もうすぐ

チャリティー展の作品が出来上がりました。今回は、たくさんの方が参加のチャリティー展ということもあり、ふだんはあまりしないサイン入れました。ほんのすみっこ。なので、この画像は、ごくごく一部、小さなパズルのピースみたいなものです。全貌は、会期始まりましたら、掲載しますね。

今回は紙に描いて額装します。ということで、額装前にパチリ。

全貌がわかったら、ココがどこだか、見っけてね😉

チャリティー展詳細は前の前の前のお知らせ投稿、見てみてね〜。

「東日本大震災被災地支援・チャリティー展覧会Ⅺ」参加します!

 

追記⭐︎
ギャラリーHPより
オーナーのコメントです。

今年で11回目を迎えますチャリティー展
48名の作家の方々の賛同を頂き開催いたします。
それぞれ個性豊かな48名の作家の織り成す楽(がく)を
お楽しみ頂けましたら幸いです。

あずみ虫 / アヤ井アキコ / 飯野和好 / 池田あきこ / 大野隆司 /
小川麻子 / 小川ナオ / おちまきこ / 小倉正巳 / 片岡まみこ /
加藤龍勇 / カワシマミワコ / 管野研一 / 北見 隆 / 木村晴美 /
国武 将 / 近藤美和 / 斎藤雨梟 / さかうえだいすけ / さかたきよこ /
三溝美知子 / 柴田優子 / スガミカ / すぎうらよしこ / 高松ひとみ /
田沢千草 / タダジュン / タムラフキコ / とどろきちづこ /
なかがわみさこ / 中村豪志 / 中村みつを / 蜷川みほ / 猫野ぺすか /
野村直子 / はせがわゆうじ / 原 マスミ / 古内ヨシ / 樋上公実子 /
Matsu★Bockrin / まつやまさとこ / 丸山ゆき / 南 椌椌 /
山崎杉夫 / 山本正子 / 山本祐司 / 山福朱実 / よしざわようこ

2021年4月27日(火)~5月2日(日)
12:00~19:00 最終日17:00まで

売り上げの一部はあしなが東日本大震災遺児支援募金に寄付いたします。
少しでもお役に立てます事を願っております。

 

よろしくお願いします。

緊急事態宣言等による変更などの際は、あらためてお知らせします。

ギャラリーhpもご確認下さい。