ふとお米をはかるマスを見たら、ヘビがついていた。前回の巳年にどこかでもらったらしいが、全く思い出せない。

ところで年末に掘り出した陶器の鍋に感動した流れで、陶器の行平鍋を買ってみた。何に使うのがよいものかもよく知らない。でもツボっぽいフォルムがなんだかかわいい。雑穀米を炊いてみたら、炊飯器よりずっと早く美味しく、ほどいいおこげもできて、うれしかった。

空気の乾燥は困りものだが、毎日青空なのは気持ちいい。日が低めなのも、優しい。影まであったかく愛おしい。

道端の草が元気になってきて、美味しそうだ。気象が異常になってくると、今頃が一番和む季節かもしれないと思う。年末しっかり熱を出したおかげか、体温が上がったようで、今年はあまり寒さがつらくない。むしろ、気持ちよくて、昨日今日は朝に少しだけ歩いた。いつも挨拶してる小さなお稲荷さんがなくなっていた。よく見るとそこはどなたかの駐車場の一角で、小さな瓦礫が積まれてた。それでもなんとなく手をあわせる。見えなくなってからのほうが、より近く感じることができると、年明け最初に読んだ「悲しみの秘儀」(著・若松英輔)にも書いてあった。私もそう思う。とてもよい本です。ぜひ読んでみてください、