ミュージアム

立川にあるPLAY!ミュージアム。
いつも展示を超えた展示を見せてくれて、
ワクワクします。

前回のエルマー展。
エルマーのお話は
もうほとんど忘れてますが、
このシーンは一番くらいに印象深い
ワニの背中に乗って海を渡る
これを始まりから体感させてくれました。
(鴨川の飛び石を思い出す!)
ちょっとブニョっとしていて
ワニっぽいのよ。
ワニに乗ったことはないけど‥。

もうこれで忘れてた記憶が
一気にエルマーの世界へ。

エルマー展、
ってどういう?と実は思ってました。
古い作品だし、海外だし、と。

そしたらたくさんの原画がずらりと。

とても小さく、繊細に描かれています。
日本で初だそう。
そうですよね!
それが立川で拝見できる日が来るとは。
感無量です。

エルマー展では
すぐあとの
鹿児島睦展の割引券ももらえて
‥というわけではないけれど、
会期早々に行ってきました。
というのも。


(これは現地での手描きですよ!)

鹿児島睦さんと
梨木香歩さんの本が
この展示会期始まりで発売されたからです。
でもどこの本屋にもなく、
密林さんでは送料がかかる。
?と思っていたら

展示の中に
この本があったんです。

始まりから全てが可愛く、
また朝の光を思わせる
照明にあーなんて素敵と思っていたら。

その本の部屋が突如
現れ、
え、と思って進み始めてすぐに

泣いてしまいました。。。

本、読んでなくてよかった。

そうだったのかー。。

この照明がまたいいんです。
PLAY!の展示は
いつも流線型で仕切られて
アアルトの建築を思い出します。
この有機的な空間の中での展示は
すごく細胞レベルで
入り込んでくる
魔力があると思う。
昨秋のjunaida展の他館での巡回展を見て
すごく印象が違うことに
びっくりしました。

PLAY!は子どもの遊戯施設も併設されていて、
一角も公園のようになっています。
基本的に絵本作家の展示をミュージアムで
鹿児島さんは異例ですが、
ぴったりでした。

絵本と言っても
原画展でも
素朴な材料で仕切られ
組まれていながら、
物語に入り込め、体感できる
しかけがうまく施されている。
まさにミュージアムです。

ネタバレしたくないので、
この辺で。。(^^

巡回展もあります。
ぜひお出かけください!

そして体感ということでは
先日は運河のそばで
大好きな植田真さんの
ライブペインティングを長い時間
見ることができて
感激でした。

雨曇りの運河っていう
ロケーションも
どこか遥かな気持ちになり、
よかった。

そして昨日は
今年2回目の野音へ。
日比谷野外音楽堂です。
なんていうか
いいんですよね、
この規模のステージと
半円形の会場と
緑に囲まれつつ
ビルを見上げるという
そこにロックが溢れるという。
いるだけで
ハッピーになれるというのは
なんでだろ。
100周年!で新しくなるということらしいけど
この雰囲気はどうなるのかな。

先週なんとなく買ちゃったチケットで
一番後ろだったけど、
さらに後ろに立って
踊ってたら、
葉っぱがハラハラ頭に落ちてきたのも
楽しかった。

某バンドマンが
世界中悲惨なことが続くけど
こういう瞬間をつないいきたいと
話していた。

ほんと。そうだよね。
少しでも
いいエネルギーで満たされていくように。
祈りながら、
私もがんばろう。