京都

先月、一年弱ぶりに
京都滞在ができました。
混んるでしょう?とよく言われるけど、
観光地のお寺には行かないので、
東京の人混みに比べたら、
どこものんびりしてます。
低い山に囲まれて、
ちょっと行けば鴨川の流れがある。
街はコンパクトで、
地下鉄や電車、バスですぐに移動でき、
大きな駅でも都心の駅のような巨大さではないところが
いいです。
知らない街なのに、
自力で動ける感じが
私的にはヘルシンキにも似た感触なのです。

短い滞在の中、大阪にも行き、
京都府の北に住む友人と再会もでき!
フィンランドカフェから始まる予想外の出会いもあり、
若冲も生で見られ、
朝イノダは無理だったけど、
歴史的建造物の前の朝カフェで
リモートワークもでき、
充実の旅でした。

話したらキリがないので、
少しだけ。
去年行きそびれた
京都府立植物園。
ここが想像以上に素晴らしかったんです!

植物を展示のために集めただけではなく、
その地にあった神社の森をそのままに
植物園にしているのでした。
知らずに歩いていたら、
すごい気に満ちた森を歩いている気分になり、
すごいなあと思っていたら、
アオサギがトコトコと
草地を歩いて横切る。
しばし一緒の時間を過ごして、
さらに進んだら、神社があり、
説明を読んで初めて知りました。

その近くにあった水車がまた!
ちょっとうまく話せないので、
動画を見てください。

IMG_5712

もちろん、
熱帯などの温室もあります。
そこも素晴らしいですが、
出てきて、建物を振り返ったら、
その建物もとても有機的な形で
すごいっ!とうなりました。
京都、見所はたくさんあって、
なんで植物園に?という方もいると思いますが、
騙されたと思って、
ぜひ訪ねてみてください。
特別な時間を体験できると思います。
絵を描いている人、
三脚で本格的な写真を撮ってる人が多いのも、
印象的でした。
あと、野菜の展示もありました。
京野菜だけでなく、
つるものいろいろを集めて
ブラブラさせていて
楽しかった!
発想がさすがや〜。

水琴窟も
今までいろんなとこに
たまたま出会っても
ちゃんと音を聞けたことがなかったけど、
ここのは本当にしっかりと響く
美しい音色でした。

入り口は駅直結!の北山口から、
帰りは鴨川の方へ出ました。
出口からすぐに鴨川で
川べりを歩いていたけど、
日差しが強く、
日陰のある反対側に渡りたいなと思ってたら、
飛び石があり、
子どもたちとすれ違いながら、
ぽんポンポンっ!と
向こう側へ。

これがね、すーっごい気持ち良くて、
楽しかった!
なんだろう?
便利な暮らしになってるせいか、
こういうちょっとドキドキしながら、
やってみる、すっごいささやかなことが
大きな喜びだったりします。
あのハッピーな気持ちを
忘れずに生きていこうと
大袈裟だけど思いました。

いいお天気だったのもよかった。
帰りの日には、朝から少し雨模様。
山の方ではたくさん降っていたらしく、
街中で除いた鴨川は
茶色い水で増水していました。
この日は川べりをゆっくり歩けて
よかったなあ。

あと、嬉しかったのは、
去年も行けた本屋さん
誠光社さんにまた行けたこと。
たまたま、おもては土砂降りで、
雨の日の少し暗めな
静かな時間の中、
この本屋さんにしかない
本棚とゆっくり向き合える。
何にもかえるがたい
愛おしい至福の時間でした。

あてなく歩いた町屋の街並みの中で
おいしいパン屋さんを見つけたり
(実は前に本で見て行きたかっとこ)
やっぱり偶然見つけたカフェから
京都の一望できたり
(ここも前にフォロワーさんが
展示していますという
投稿を見たとことだった)

Googleの地図はとても便利だけど
そこから離れたところで
宝物は見かるのかも
なーんでね。

野生の勘を日々の暮らしの中で
鍛えていこうと切に思いました。