私の作品3・4

右から三番目と四番目。
F3とF0のキャンバスサイズです。

「ハレルヤ」 銀河鉄道の夜(F3)
アクリル絵の具 オイルパステル   キャンバス

 

「銀河鉄道の夜」
一番有名で誰もがそれぞれのイメージがあるこの作品を描こうとは全く思ってなかったのです。でも今回読み直してみて、最後カンパネルラの死を知っても「牛乳を取りに行く」という日常に勤しむジョバンニに、見えても見えなくても「どこまでも一緒に」いるのだという「思い」があれば「一緒なのだ」とメッセージをもらいました。

 

手前の紫の花はリンドウです。作中に出てくる花ですが、秋のお彼岸にもお供えするお花でもあることを昨年知りました。
描きながらいろんな想いが浮かび、でも最後にクロスをスクラッチする一番楽しみだった作業では涙がこみ上げて、ちょっとここではない世界に浮遊するような体験をしながら作り上げました。

 

「三日月形の村」 住居(詩)(F0)
アクリル絵の具 オイルパステル キャンバス グラスビーズ(メディウム)

 

「住居」
‥というタイトルで「三日月形の村」への現実意的な引っ越しを匂わせている詩ですが、「三日月形」というその言葉の可愛さにキュンとなりました。

 

生で見ると、画像のつぶつぶが透明なビーズなので、キラキラ見えたりもします。
詩中の「三日月形の村」「青い泉」「たくさんの廃屋」「たねや(採種もの)」という言葉からのイメージで作りました。

 

 

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