今朝は窓から斜めに
あたたかい色の朝陽が射し込んでいました。
真冬はこの壁には届かないのです。
太陽の軌道は
確実に夏へと向かってるんだな。

うがい手洗いもマスクもあまりしない私の💦
日々のからだのメンテナスは、ヨガです。
先生に習ってるけど、
ヨガの前にいつもやるもの、
これは私の自己流で、
オルゴールボールを手のひらの中で転がして、
音を味わうことから始めます。
この金属の球体がオルゴールボール。
大きな音は出ないけど、
コロコロとするだけで、
とても不思議な響きの宇宙の音色のような
気持ち良い音がします。
この音をからだ中に聞かせるつもりで、
首や届く背中やお腹の周りや‥と
手のひらのツボミの中でコロコロしながら音を響かせます。
気持ちいいから、とやっていたけど、
あるとき、整体に行ったら、
音で治療というのが今先端、と言われ、
治療用のいろんな周波数の音叉を
体に当てた麻の布で擦って
具合の悪い部分で鳴らすのだそうです。
効き目は人による、とも言ってましたが、
私には効果的面でした。
私はやっぱ音が大事なのだなと
悟った次第。

子どもの頃、まだお話を作るより前に、
自己流の歌を毎日歌っていたらしいです。
団地のベランダから足をぶらぶらして、
毎日違う歌を歌うので、
近所のおばさんには
「ナオちゃんはいっぱい歌を知ってるのね〜」
と言われたとか。
でも全部口から出まかせな、
よく言えば即興ソングで、
二度と歌えないってやつ。
3、4歳の頃です。
小学校に入ってからも、
学校からの帰り道、
ひとりになると、
その場限りの歌を作ってました。
でも、家につくと忘れてしまう。
で、2年生のとき、
将来なりたい職業を書くというアンケートが
学校で配られて、
そのときなぜか
「自分が一番好きなことを
やらなければいけない」と、
とても真剣に思い、
そしてそれは歌うことだと、
「歌手にならないといけない」
とまじで考えたのです。
が。世はアイドル時代。
自分はああは成れないと
3年生ながらにも理解して、
歌手になりたいとは書かずに終わりました。

で、お話を作るような仕事が
できるようになって、
あるとき、歌が出てくるお話が
とても多いことに気が付きました。
荒井良二さんに絵を描いてもらった
「いかのたからさがし」は、
中川ひろたかさんに曲までつけてもらったり。
そんなことはまるで意図してなかったのに、
荒井さんのご好意で、
中川さんにお願いしてもらい、
楽譜までつけていただきました。

学生の頃、お話を創作するサークルに入り、
学外でも詩人の方々の同人誌に
入れてもらったりして、
文章を書く人たちと
知り合えるようになったけど、
耳にしただけで瞬時に心動かされる音楽って
羨ましいよねと文章を書く友達と
よく話したりしてて、
で、ふと音楽をやる人と出会えたらなあと
思っていたら、(思っただけで!)
気がつくと次から次と音楽をする人との
出会いがあり、自分にとって大事という意識の
前に、すごく音に救われて来た気がします。

‥ということで
最近は意識して、
自分を整える方法のひとつとして、
自分にオルゴールボールの音を
聴かせています。
そのあと、自分でも声を出します。
頭に響く高さの高い音を3つくらい、
あーあーって感じに音を変えつつ。
きれいな音を、というんではなく、
自分の音を自分に響かせるためにです。
自分の音で満たされるからだ。
重心を意識して立ちながら。
雑念も消えて、すごく気持ちいいですよ。

こないだトコトコ歩いてて、
初めて通った道で見っけた
古い神社の前の野菜スタンドで、
1束100円の梅の花を
思わず買って帰りました。
いけてみたら、
いい匂いがじわじわ広がって
びっくり。
在来種の花に匂いに包まれると、
古代の人ともつながるような
ふしぎに土臭い安堵感に満たされて
うれしくなるよ。

野菜スタンドの梅の花
ありがとう。