おきなぐさ

花屋覗いて見っけました。おきなぐさ。賢治の作品にもあるお花です。お花もだけど、キーワードになる綿毛を全く見たことなかったので、描くのはあきらめたお話。

はかないお花のイメージだったけど、耐寒性宿根と札にはあります。

なんとも言えないたたずまい。花びらも茎も柔らかくくねっとなってて、人っぽいのです。

さらには、このうぶげ。

花びらにも茎にも、です。

可憐な毛モノ(^^)

ここが綿毛になるっぽい。

けっして目立たない花だけど、きちんと向き合うと、その魅力にうっとりします。けど東京の花屋に並んでるとは、知らなかったな。

さて。どんなお話だったかな。すごく、せつなかったということしか、覚えてない(^^;

オキナグサ、、という響きだけで、もういい感じですよね。。。とか言ってないで読み直してみよう(^^)

 

終わりました

私の中の賢治展

無事終了しました。

撤収は意外とあっという間です。

さびしいです。

でもこの展示はまだまだ続きがあるかも?な話題にムネ踊らせ、いつものデリでお疲れさまのカンパイをしました。

大変な状況の中、都心恵比寿まで足を運んで下さった方、気にとめて下さった方、ありがとうございました。

楽しいだけでなく、たくさんの勇気をもらい、学びの多い展示となりました。

うれしいお言葉もたくさんいただきました。

また近々今回の展示のお話いただいてから決行した30年ぶりの賢治の旅のこと、かしわをめぐる物語について、などなど、アップしますね。

 

 

 

ギャラリーまぁるへの道

六叉路からまぁるへ向かう道の入り口すぐにある木。マンションの植え込みの木だけど、シルエット、いいなあといつも思う。

私たちの会期数日前にオープンしたお店。スタッフの方とは、久しぶりとか冗談を言いうほど、ほぼ毎日顔合わせてます。お店がどんどん出来ていく様子も見れて楽しいです。今日はテラス先にグリーンが設置されてました。

レジ横には、DMも置かせてもらってます。それも、いよいよ明日までです。

シェフオーナーはなんとボローニャやイタリア各地で修行したそう。ボローニャ!と聞いて、喜ぶトモたち(^。^)

明日は5時までです。

いらっしゃる方、どうか、急な階段、お気をつけてね。

来られない方へ。こんな雰囲気、の動画です。見られるかな。↓

FullSizeRender

 

カエル

今回、技法もテイストも全く違うメンバーで、
モチーフも様々ですが、
3/4人が描いていた生き物が
ひとつだけ、ありました!

それは、、、

カエル!

 

木口版画の岡澤さん。

切り絵の杉谷知子さん。

 

そして私。

 

岡澤さんとは、カエルの指は何本か?談義で
盛り上がりました。。

というのも。
賢治の作品には、たくさんの生き物が出てきます。
農学校の先生ですからね。
詳しいのです。
植物も鉱物も天体も気象も。

適当なものは描けないよねと。
デフォルメするにしても
イメージしても。

知っているつもりになっていたことが
たくさんありました。
勉強になりました。

勉強すると知識が邪魔する?
そういうこともあると思うけど、
こと賢治世界はそうではない気がします。
水芭蕉のことを「牛の舌」と呼ぶことも
初めて知りました。
そういえば、そんな感じよね。
だけど、水芭蕉ってどうなってる?
どうはえてる??
それもずいぶん研究しました。

今は簡単にネット検索できるけど、
ネットの画像は印象的にきれいでも、
ホントのところはどうなってる?
というのは
わかりづらいものなんだなというのも
体感しました。
なんというか、
皮膚感覚に降りてこないというか。
カエルの脚は、、
一見古臭いイラストが一番わかったりしたのも
発見でした。
見てない触ってないものの、きれいな画像。
それが一番感覚からは遠ざかる。
アナログ人間なのかなあ。

それで、
カシワをめぐる冒険もできました。

宮澤先生の課題は、

楽しかったですよ。

 

グッズ

今回はグッズも作ってみました。

トートバッグは、ポッケはないですが、
生地はほどよい厚さで、いい手触り。
形は使いやすそな正方形です。
地色は生成りではなく白なので、
イラストがはえます。
持ち手も楽に肩にかけられる長さです。

マグネットは京都の缶バッチ印刷屋さんで、
試しに作ってみたら、
きれいに色が出ていてびっくりで、
缶バッチも作ってしまいました。

ちょっとアイコン的に又三郎。
ちっこいヒバリは
「チュウリップの幻術」の原作にも出てる鳥です。
今回の原画からとりました。

私は、毎日、
又三郎とヒバリをバッグにつけて、
ギャラリーに通ってます。
密かな宣伝のつもりでしたが、
展示に来てくださった方が、
又三郎をかわいい〜と言ってくれて、
即ジャケットにつけてくれて、
即SNSにアップしてくれてました。
他にも、かわいい〜と買ってくださる方がいて、
そっか、かわいいだって、よかったね、と
こっそり風野くんに話してます(^^)

マグネットの原画は、
前に描いた
「ミルク色の道を行く」です。
ちょっと自分の分身みたいで、
名刺にも入れました。
このコのパワーを身に付けたい、
缶バッチが欲しいと
何人かに言ってもらったので、
マグネットだけでなく
缶バッチでまた作ろと思います。

この京都の缶バッチ製作会社が
とても気持ちがいいやりとりができて、
仕上がり印刷も素晴らしく、
京都、やっぱしすごいなー。と
嬉しくなってホイホイ作ってしまったけど、
缶バッチは環境的には良くなかったかな。と
ちょっと軽いノリの自分に反省もしましたが、
こんな小さな物で元気になってもらえるのなら、
作って良かったと思いました。

あらためてこの会社のHPを見ると、
環境への考え・取り組みがきちんと載ってます。
缶バッチが環境に負荷があることを自覚して、
輸送方法やその他のことはできるだけ、
負荷をかけない方法を選ぶ。
インクはベジタブルインク。

やっぱりここで作って良かったなと思います。
小さな缶バッチから
私も元気をもらってます。
小さな分身たちを
どうか、末長く、愛してもらえたら、
地球も私も幸いです(^^)