
忘れてしまいそうで
絶対忘れない時間を
過ごしてきた6月2度目の旅。
第一の目的は、豊橋美術館での櫃田伸也展。
インスタで知り、いい絵だなあと調べていたら、
奈良さん、杉戸さんの愛知県芸時代に先生だった。
というだけでなく、このお名前。むむ?と
思って、やはりそうでした。
G社時代の大上司の弟さん。絵描きさんだと聞いたことがあったような。そしてこの検索で、昨夏、その上司もお亡くなりになられてたと知る。特別枠で私たちが採用になったとき、すでに偉い方で、現場で作る仕事というより、管理する立場で、私たちの採用、仕事の仕方も見守る立場、そして変則的な休暇を望むとき、辞めるとき、お伺いを立てる方でした。ある日突然、お弁当を持って集まれ、といわれ、皆ドキドキしながらついていって、(もしや、解散?というおふれ?と)結局、公園の木の下で、お弁当を食べて終わったという不思議なこともありました。
勤めを辞めるときも、なんのあてもないけど、フリーになると言ったら、大きな仕事をくれて、もし、それがなかったら、今もその後も、全く違ってたと思います。

社内プロダクションと呼ばれていた私たちは、独立した島(机)で、いつも楽しく喋りながら、笑いながら、ひたすらラフを描く日々で、そんな島に、仕事の話でもなく、フラッときて、電話をとり、話し出した。のを、安心してたら、電話しながら、鉛筆をとり、ラフに指示を描いたことがあり、影のあだ名は聖徳太子の「しょうとく」でした(^^

弟さんだった櫃田伸也さんは、NHK大道具を経て、絵描きに道を進みます。そのずっと初期に、G社の幼児向けの科学雑誌の仕事をしていたことが、家に帰って目録を見てて見つけ、ほー!となりました。
豊橋美術館、名古屋からもなかなか遠くて、いろいろ間違えたりして、焦りましたが、たどり着けてよかった。展示会場の入り口に、他の現代美術家がつくった壁面に、いろんな著名人、歴史上の人物の名前が書かれていた中に、しょうとく(taisi)があり!ひとりクスクス笑いました^^

純粋に油彩画の世界の方ですが、今の杉戸さんのような、幼児の遊びにもにたコラージュやデフォルメが、杉戸さんの根っこであり、もしかすると、お兄さんの仕事からのインスピレーションもあったかも?と勝手に思い、弘前の展示とつながって、ひとり感慨深かったです。そして、お空の誰かに励まされた気もしました。
今年になって、2度目の愛知県。新幹線に乗ればすぐだけど(私は、いつも格安なぷらっとこだまだけど、それでも近い)、なかなか行く気になれずにいた(^^;
でも、祖父のお墓があった県で、父が生まれた県で、祖母の出身県。しっくりくるとかないんだけど、行けてよかったということが2回ともありました。今度こそ、次があったら、動物園に行きたいな。

そして、急いで京都へ。
あの名著!写真エッセイ「喫茶店の水」の作者のqpさんの展示が、ずっと行きたいと思ってたギャラリーであり、それが滞在中で行ける日はこの初日しかなく、閉廊6時までにたどり着かねばとちょっと必死に移動しました。
写真が2点しか撮れない決まりで、そしてとても小さな細かな作品世界なので、全くよくわからないと思いますが。雰囲気だけでも。

ここでも、おうち型!
なのは、このギャラリーのつくりなのです。
箱型のスペース内に、おうち型スペースがしつらえてある。
作品もスペースも、光に満ちたステキな空間でした。

なんというか、良くも悪くも勝手にどうぞ的な雰囲気。
京都だなあと思いました。一見さんお断りとかじゃなくて、ラフなんです。人に過度に干渉しない、から、自由にやれると京都出身の岸田さん(くるり)も言ってたりします。
最近よく聞いてる高木正勝さん(京都出身のピアニスト。兵庫県の山の中に暮らしていて、窓を開け放ち、屋外の自然音とピアノ演奏を一緒に録音して、日記のように配信してくれてる)が、京都でのチケットは一般的にあまり売れないから、やりたがらないミュージシャンが多い、それは、京都の人は、自分の制作、やっていることで忙しく、あまり他人に関心がない(^^;…..と話されたたのも、妙に腑に落ちたりして。

翌々日行ったギャラリーは、よく話してくださる作家さんで、聞いたら東京からの移住者でした。で、中央線に詳しい方で、京都と似てる気がすると私が言ったら、そうそう!と言ってくださいました。やっぱり。かつての中央線というか。

今回は、渡さんの曲で一躍有名になったイノダの近くに滞在してたので、久しぶりにモーニングを食べた。こんなに高かったかなあ。。と思いつつ、でもいい時間でした。
帰ってきて、何気に見てたYouTubeで、渡さんがイノダで喋ってた。三条イノダの〜♫と歌っているから、てっきり三条店かと思い込んでたけど、本店だってそういえば三条で、どうも本店のことらしかった。三条店は開店が遅いので、本店に行ったのだけど、それでせーかい。

あと、コーヒー屋さんは、六曜社へ。マスターはミュージシャンでもあり、その詞がnakabanさんの絵で、絵本になってる。お店には、なんとなく駆け込んで、カウンター席の端っこ。目の前で、コーヒーをサクサクいれてたのが、ミュージシャンのマスターでした(と、後で気付く)いやあ、そのコーヒーがあんなにサクサク入れてるのに(見た目はすごいテキトーに見える)、めちゃくちゃ美味しかった!なんだろう?スポーツみたいな速さ。ご本人もサバサバしてた。
で、このとき、すごいサイレンが地上から。何台も。どこかで火事?と思ってたら、鴨川で事件でした。ついさっき、バスで通った橋の下。夜のニュースで知り、まさにその時刻で、びっくり(@@💦
そのバスは、でも、つぶつぶを踏み締めて、やってきたのです。
前から行きたいと思ってた、平安神宮のお庭に初めて、入ってみた。池のほとりに蛇がいて、その後、蛇さんは池を横断。すごい速さでびっくりしました。でもいいものに会えたなあと思ってた矢先なので、守ってもらえたってことにしよう。

滞在中、連絡が入り、おにぎり本の赤字校正しつつ、でも、今回は、(事件前の)朝の鴨川べりをゆっくり歩いて、植物園もじっくり味わえた。「気」を浴びてきた、そんな感じでした。
久しぶりにカモガワコーヒーにも行けた。
店内は改装したはずだけど、junaida作品は、その後の華々しい活躍が全く更新されてないとこも、京都っぽくて好きだ。
。
最終日、行きたかったコチでランチを食べたら、もう気も晴れたのと、すごい疲れがどっときて、琵琶湖にいこかとチラッと思いつつも、いつかにとっとこと、ほぼ終日、雨の京都駅にいました。
こういうなんでもなく京都「居る」時間が、けっこう忘れがたい体験になったりします。

泊まれないけど、憧れのエースホテル下で、
Wi-Fiもらい、仕事の電話。

今回、道中読んだのは、梨木香歩さんの「ピスタチオ」。植田真さんがこの一冊と選んでたので、京都だし!(梨木さんは京都出身)と思って読み始めたら、予想外の展開で、ちょっとびっくり。どうとるかは読者次第ですが、もう10年以上も前の作品だけど、異常気象のことがテーマ。。かと思ってたら、でもそれも地球の変遷に過ぎない、受け入れつつ、どうその波に乗って行くかみたいに私は感じました。図書館で借りて持ってったけど、表紙もよくて、買いました。呪術的なことも出てきます。わりと冷静に。
ところで、京都植物園のお便りに、イベント紹介で、「呪術と植物」みたいなのがサラッとあり!またびっくり。
しかし、呪術を使っているのは、人間じゃなく、人間が気づかないうちに植物のほうに操られてる?と最近読んでる葉っぱや木の本から思ったりしてる今日この頃。
自然について、地球について、人間が知り得てるのは、ごくごく氷山の一角。そのことを忘れないようにとますます思うこの頃。「守る」ためといって、人間が力を公使し過ぎないほうが、自然や地球にとって、本当にいいように進めるのでは?(自然の治癒力)例え人間が滅びたとしても、と思ってしまう私です。。。
